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2021.11.10

薬剤師の年収差のからくり~企業規模、賃金形態②~

今回は、前回に引き続き、企業規模、賃金形態編の
【賃金形態】についてお話します。

【賃金形態】
賃金形態は、代表的なものは月給制もしくは、年俸制です。
皆さま多くの方が、最終的に年収ベースでご判断される方が多いかと思います。
その際に、内定通知書や労働条件通知書で詳細を確認できますのでしっかりと確認しておきましょう。

年収ベースの判断だけではなく注意してみて欲しい点は、2点。
1.基本給と資格手当と賞与
2.みなし残業時間(固定残業)

まず、1ですが、
月給25万円、この場合
①基本給20万円+薬剤師手当5万円 で25万円
②基本給25万
どちらが良いでしょうか。
答えは、②

結構①のケースが多いと思います。賞与のベースの基本給がどのようになるのか
確認しましょう。また、会社によっては、賞与が思うように支払われないリスクを
背負うことになります。そのため、賞与への過剰期待は控えるようにしましょう。

そして、2
これは、年俸制の提示に多いケースです。
年収500万円を提示されみなし残業時間20時間含むという記載があることがあります。
現在、企業側の提示義務として、月額給与の基本給部分と固定残業代の提示額は
なされるものとなっています。

例えば、
12分割計算 賞与含まずの場合
年俸\5,010,432  基本給\324,336  固定残業代\93,200を含む/月 の場合
月額給与は、基本給+固定残業代=417,536円 となります。

当然ですが、同じ500万円でもみなし残業が10時間、20時間、30時間と
あった場合、少ない10時間が良くなります。
ただ、20時間あっても実際の残業はほとんどないというケースもあります。
実態の残業時間とみなし残業時間を把握することがポイントです。

また、賞与を含む場合は分割が14分割、16分割と記載があります。
この場合は、別途2か月分、4か月分が支払われます。
ただし、労働基準法上賞与とはみなされないため、名目上の賞与という形になります。

見た目の年収を大きく見せたり、基本給を小さくして賞与の総額を抑えるような
企業側の各社賃金体系がございますので確認しましょう

●まとめ
・基本給が大事 極端に低い設計は注意が必要
・固定残業時間がある場合は、実際の労働環境を要チェック

2021.11.10

薬剤師の年収差のからくり~企業規模、賃金形態①~

企業規模、賃金形態編です。

【企業規模】
店舗数、売上規模によります。
もちろん、売上大きくても、赤字では意味がありませんので黒字であることがとても大事です。

民間企業では、一般的に大手企業ほど年収が高く、中小企業ほど年収が低い傾向があります。
一方で薬局の場合、その逆で、大手企業ほど年収が低く、中小企業ほど年収が高い傾向があります。

理由は大きく2つ考えられる。
1つは、大手は新卒採用が盛んで、年収が低く抑えられているという点
2つめは、人事制度設計の問題

1つめは、わかりやすいですね。
2つめは、目安ですが、10~30店舗ほどのチェーン店ですと従業員もそこそこいるようになりまして
会社として標準化していくため仕組み作りが行われます。
そのため、周りとのバランスが必要となり、待遇差を出しづらくなります。

一方で、個人店レベルですとまだまだ、オーナー独断の組織作りとなっていることと、
採用力も弱いため、人件費をあげて採用する傾向が強くなり好待遇を提示されやすい現状があります。

まとめ
・年収を上げるには小規模の方が高くなりやすい 民間企業と逆!
・規模の目安は10~30店舗以上か以下か 

【賃金形態】は少し長くなりそうなので次にします。

2021.09.08

薬剤師の年収格差~地域編~

薬剤師の年収格差は、地域によって異なる。

例えば、都内23区内の平均年収は、
  • 平均年収: 434万円~553万円である
平均年収が一番高い都道府県は宮崎県とされ
  • 平均年収: 484万円~636万円
であり、その差は、50万円~80万円程度 (月額4万円~7万円)

平均差であるため、現実は、場合により100万円~200万円(月額8万円~16万円)
程度の差になることもある。

日経DIキャリア 年収/時給NAVIによる

通常、民間企業のサラリーマンであれば地方の年収は都内と比べて低くなるのが
常識であり、薬剤師の場合は反対となる。

年収差が生まれる理由は、薬剤師の需要と供給の問題であり、決してスキル差では全くない。
頭数が必要だが、働き手が少ないため、給与を上げざるおえないのだ。
また、地方の場合、ご高齢も多く処方箋が安定かつ、地代家賃が低いため人件費を捻出しやすい
という事情もある。

考えた方として、独身で若いうちは、特に20代、30代前半に経験と貯金を重要視して、
地方勤務をするというのも選択肢の一つ。
通常新卒は、400万円くらいからのスタートが普通だが、多少の経験と勤務地を変更するだけで
100万円から200万円の年収アップが簡単に期待できる。

ただし、注意してほしいのは、個人の価値が高まっているわけではないので、
次の転職が都市部であった場合に、前職の給与を基準にしない方が良い。

維持するのであれば、地方で少なくても管理薬剤師やエリアマネージャーを経験して
おくことが年収を維持しやすい。

次回 企業規模、賃金形態編へ

2021.09.03

薬剤師の年収格差

この一年でだいぶ企業側も年収にメスをいれて調整、人員整理を図ったところも多いとは思うが、
スキルに差がほとんどないのに、年収に差があると思うことはないだろうか。

特に、新卒から働いている人と、中途で入ってきた人の年収差があったりしないだろうか。
年収差はどこから生まれてくるのでしょうか。

調剤、DS、病院の薬剤師の年収差は以下のケースです。

1.地域差
2.企業規模、賃金形態
3.在宅、施設特化型
4.みなし残業、もしくは、休日数
5.経験年数、マネジメント経験者
6.その他

1.地域差へ続く

2021.04.01

30代はエリア長を目指せ!

調剤薬局・DSにおいてキャリアアップを目指すのならば
まずは、エリア長クラスを目指しましょう。

企業勤めにおいて、マネジメントスキルはとても大事な要素です。

業界全般的に、店長やエリア長、SVになるとスタッフから嫌われる
残業が多いなど貧乏くじのような役職と思われがちです。

本来は昇進おめでとうなのですが…

しかしながら、マネジメントスキルを得るならば避けては通れないポジションです。

それが、30代で経験できるとなれば今後の転職活動においても、プラスになります。

管理薬剤師経験にとどまらず、さらに上の複数店舗をみれるキャリアヘとチャレンジ
していきましょう!



 

2020.12.19

時間給でみる年収判断~年収は高ければ良いってもんじゃない。みなし残業の見方編~

年収が高いから決めた!!
という方は多いのではないでしょうか。
ただ、その前にご自身の価値、確認のために時間給計算をしてみると良いです。
もし、内定で比較対象がありましたら比較してみるとよりわかりやすくなります。

結論から言うと、年収500万円と550万円の場合、みなし残業20時間相当でみると
500万円の残業なしの方が好条件とも思われます。
みなし残業30時間が発生している場合は、注意が必要となります。
ここに、昇給がどのくらいかを重ね合わせると実は500万円提示の方が良かったりします。
1年多少我慢しても仕組みもしっかりしていて次年度以降は好転することも多々あります。
このあたりもしっかり押さえておきましょう。

こうしてみるとパートの時給もなんとなくみえます。
安定経営から考えればやはり2,000円が相場。もし、2,300円クラス以上の方が
いらっしゃれば、正社員も黙っていられないですね。崩壊する可能性が高くなってしまいます。


試算例

提示年収 500万円
年間休日数120日
実働日数 245日
労働時間 8時間/日
年間労働時間 1,960時間
残業ほぼなし                     @2,551円 ③
みなし残業あり                    
※残業毎月10時間の場合、年間120時間換算 2,080時間 @2,403円  
※残業毎月20時間の場合、年間240時間換算 2,200時間 @2,272円  

提示年収 550万円
同条件
残業なし                       @2,806円 ①
みなし残業
※残業毎月10時間の場合、年間120時間換算 2,080時間 @2,644円 ②
※残業毎月20時間の場合、年間240時間換算 2,200時間 @2,500円 ④
※残業毎月30時間の場合、年間360時間換算 2,320時間 @2,370円 
※残業毎月40時間の場合、年間480時間換算 2,440時間 @2,254円

2020.11.19

職務経歴書に退職理由は書いた方が良い!

日経DIキャリアのメッセージでも書いたのですが、
転職回数が多い方は特にですが、
退職理由を書いた方が良いです。

先日も転職回数35歳で6社経験や、
40代後半で10社経験者を担当しましたが、すべて記載をお願いしました。

人柄が良い方でもありましたので、推薦文と共に書類が通過した次第です。

各メリットは、大きく二つあります。
①書類選考時、?がつかないようにする。 理由がないと疑問だけが残ってしまい、
結果的には会いたくなりとなります。

②面接時の対応
これは、顕著で面接時間が短くなります。あえて口頭で確認される場合もありますが、
事前に目を通して頂けていることで、面接がスムーズに実施できます。

企業にとっても、求職者にとってもメリットしかないので私はオススメしています。

ただ、コツがあります。

転職経験が多く、困っている方がいらっしゃりましたら是非ご相談ください。

お待ちしています。

登録はこちら!https://yaku-weec.jp/

ウィーク薬剤師 キャリアパートナー 長谷川

2020.11.12

これから薬剤師の転職は、自己PR・志望動機が重要になります。

先日人事の担当者とお話ししていたところ、
以前よりも書類選考のハードルが上がっているとお話がありました。

ハードルが上がったというよりも、一般職の人材紹介の転職と同じになったというのが正解。

これまで、薬剤師の転職はスキル・経歴確認で採用が進んでおり意欲度はほとんど見ていなかった。
求められている優先度が低かった。
ところが、この度の市場変化に伴い求職者が急増し、採用者1名枠に複数の応募となるため
書類上で選んで足切る必要がでてきております。

そのため、選考に通過するためには、履歴書・職務経歴書をきちんと準備するとともに、

●なぜ、転職に至ったのか
●なぜ、当社に応募をしたのか
●何が得意なのか
●将来どのようになりたいのか
など


自己PRや志望動機を記載して応募をする必要があります。

ご面倒とは思わずにどうか作成に力をいれて応募をしていきましょう。

当社では、書類作成のサポートをしております。
ご相談・ご依頼お待ちしています。

ウィーク薬剤師 キャリアパートナー 長谷川

2020.09.28

週休2日制と完全週休2日制は違います。

ご存じのようでご存じでない方が多い。

よく見る、よく聞くのは週休2日制。

これって、毎週2日休めると思っていらっしゃいませんか。

これは、ひと月のうちにどこかが、週休2日になることもあるという意味です。
ですから、週休1日の日も当然あります。

もし、週休2日を確実に休みたいと思うのならば、完全週休2日制の会社を探す必要があります。
そうすると、単純に月が約10日間の休みが確保できますので年間で120日の休みが
見えてきます。

あと、求職者の希望に多いのが土日祝休みの希望 です。

これはかなり多いのですが、もちろんそのような会社もございますが、
ない方が多いです。特に日祝は休みでも土曜日を休みとすると開局していないところを選ぶか
もしくは、誰かを働かせて私は休むということになります。

もし、土曜日を絶対の休み希望にしないで良いのであれば、書き方として
完全週休2日制を希望と記載していただいた方が、より求人案件に出会いやすくなります。

2020.09.23

この時期の転職をどうするか!?これからの薬剤師の転職の考え方

いま、薬剤師の転職市場で起きていることを整理して
これからの転職の在り方について考えてみると、

(いま、起きていること)

1 中途採用求人が軒並みストップ(特に首都圏、地方都市)
2 首都圏においては、30代前後の採用が活発
3 ドラッグストアは積極採用中(ただし、条件あり)
4 製薬会社MRの希望退職 リモートMR化
5 リモートMR対応を行う企業採用が活発化
6 パート、派遣が厳しい
7 採用企業と非採用企業の経営方針の2極化

など

市場が縮小し、回復に時間がかかると予想される。
パート、派遣、その他企業からの人材流入もあり、求職者が増加し競争激化

(これからの対策)

●転職しない
1 もし、現職が好条件であるならばステイ

→ すべてが満たされているわけではないが、なんとかなるということであれば、
  無理な転職を控える時期

●転職チャンス・チャレンジ
1 40歳前であり、中長期のキャリア形成を行うならば転職チャンス!
2 現職にてボーナス減、急な給与ダウン提示を受けている
3 現職にて昇進、キャリアパスを望めないならば転職

→ 40歳前にてワークライフバランスと、40代以降のキャリアを考えた上で
 勢いのある会社へ転職は〇。特にこの時期の採用は、欠員補充よりも
 育成、組織強化採用に出会いやすい。